

【オルタナティブ投資と伝統的投資】
「オルタナティブ投資」と呼ばれるものには、代表的なものとして、ヘッジファンドやプライベートエクイティ・ファンドなどいくつかの投資手法があります。
これに対して、従来の投資手法を「伝統的投資」と呼びますが、
それは株式や債券投資を指す言葉です。これら伝統的投資の運用成果は、
実は<市場指標と比べて相対的に>儲かったか損をしたかということによって評価されているのです。
だから、たとえ投資家が運用を任せた資金が目減りしたとしても、市場自体が下落していた場合はよしとされてしまいます。
そして、従来の保険や年金の運用は、このような相対的リターンで評価されているのが現状なのです。
【オルタナティブ投資の投資手法】
この従来の伝統的投資に対して、オルタナティブ投資がとるのは、絶対的に収益を上げるための超アクティブ運用といわれる手法です。
この手法は、市場に身を任すのではなく、従来に比べてより広く、より深い情報収集と厳密で詳細な分析を行なうことで、
投資対象として価値のある対象を見つけ出します。
この価値と市場価格の間にギャップが見つかればそこに収益チャンスがあり、投資対象の価値と比べて市場価格が安ければ「買い」、
価値と比べて市場価格が高ければ「売り」という投資手段につながるのです。
【オルタナティブ投資の資金運用】
オルタナティブ投資では、運用に成果(儲け)が生じたときだけに支払われる成功報酬があります。
つまり、成果がなければ払わない報酬です。オルタナティブ投資の年間管理費は、基本的にヘッジファンド運営の固定費を賄うためのもので、
つまりファンド・マネジャーの動機付けにはなりません。
また、オルタナティブ投資では運用成果は管理費や報酬を差し引いた純リターンで評価することが常識です。
ですから、運用者はいかに多くの儲けを出すのかという一点に向けてお金を運用するのです。この点も従来の伝統的投資の手法とはかけ離れています。
【プライベートエクイティ(private equity)とは】
プライベートエクイティ(private equity)とは、未公開企業や不動産に対して投資、
収益力を高めた上で上場させるか他の投資家に売却する投資家のことをいう。
それが運営する投資ファンドをプライベートエクイティファンド(PEF)といい、
資金は機関投資家などから集める。アメリカのカーライルグループなどが有名。
プライベートエクイティにはさまざまな投資形態がある。未公開企業や不動産に対する純投資もあれば、
MBO(management buy out:経営陣による自社の買収)をサポートする形態もある。
これから成長する見込みのある新興企業に対しベンチャーキャピタルのように投資すれば、割安な上場企業などの株式を一部保有することもある。
【ファンドオブファンズとは】
運用機関が、複数の投資信託を適切に組み合わせて、一つの投資信託にまとめたもの。
利点としては、もともとそれぞれの運用方針に基づき分散投資されている投資信託を多数組み合わせることで、
より広範囲な分散を実現してリスクを抑えることができる点と、もともと付加価値のある投資信託を組み合わせることで、
それぞれの付加価値を統合することができることなどがあげられます。
ファンドオブファンズの代表的なものとして、各投資信託への投資パターンを低リスク型(安定型)、
中リスク型、高リスク型(成長型)といったように、特定のリスクを取るように設計されたライフスタイルファンド
(またはライフストラテジーファンド)や、高リスクから低リスクへの資産配分の変化を時間(年齢)の経過と関連付けて自動的に調整していく
ライフスタイルファンドなどがあり、ともに確定拠出年金の運用対象としても注目されています。
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